ついやってしまう無意識の癖、思い込み
こんな習慣が動きにくさの元。あなたも思い当たることありますか?
・背すじを伸ばして良い姿勢?
”良い姿勢”というと多くの人が”背すじピーン!”で胸を上げてひざはしっかり伸ばした姿勢を思い浮かべるでしょう。
でもこれ、身体には不自然な動きにくい姿勢です。肩こりや腰痛の原因にもなるし、ダンスには不向きですね。
”楽できれいで動きやすい”、それが身体にとって本当に良い姿勢です。もちろん痛めることもありません。
・ブレないように止めていませんか
軸がブレないように、もっと安定して踊るために、お腹を締めたり床をグッと押して揺れを止めていませんか?
身体に力が入っている感覚を”支え”と思っていないでしょうか。
そのがんばりは逆効果。余計にブレやすくなるし、胴体を固めると腕や脚も動きにくくなって無理をする原因になります。
骨が動けるから、ブレないようにバランスが調整できます。
良い姿勢に見えるけど・・
・肩を下げておこうとしていませんか
肩が上がらないように、いつでも下げておかなくちゃ。そう思って、上がって欲しいときも下げておこうとしたり下げ過ぎてしまったり。
これは腕を動きにくくするだけでなく、肩こり・首こりの原因にもなります。
それに、先生から言われた”肩”とあなたが思う”肩”は、違う場所かもしれません。
骨の身体でしくみや動きがわかると、こうした勘違いも解消されます。
・無理して形やポジションを作っていませんか
ダンスではどう見せるか、ポジションや形は大事です。でも、その形に無理やり自分の身体を合わせようとしていませんか?
自分の身体をどう活かしたらその形やポジションに近づけるのか、表現できるのか。
そちらで考えてみましょう。ていねいにプロセスを踏むと、あなたの身体でできる最良の形が作れます。これも、骨で動きを考えていくと良いですね。
・私は硬い、できないと思っていませんか
「私は身体が硬いから」「この動きは苦手だから」など、「私は〇〇だから」と先に決めていませんか?
考えていることは筋肉への指示、身体はそう振る舞おうとします。硬くなり、苦手意識で緊張します。その自分で踊ったら、思う動きはできないし、身体を痛める原因になります。
自分に”呪い”をかけたくないですね!
骨の身体は動けるようになっています。どうぞご自身を信頼してください。
これらはほんの一例です。良いと思ってやっていることも、やり過ぎていたり勘違いしていたり。そこを見直すだけで動きやすさは確実にアップしますよ!